食後高血糖を起こしやすい食習慣とは

禁煙しませんか?タバコと糖尿病の関係

糖尿病になっていてタバコを吸い続けていた場合、心筋梗塞を発症する確率が高くなります。健康な状態では、血液中のブドウ糖は血管を通って全身に運ばれ体を動かすエネルギーになります。血管の中に存在するブドウ糖は血糖と呼ばれ、栄養分の摂取によって増加した血糖は膵臓から分泌されるホルモンのインスリンの働きによって、エネルギー変換や細胞の増殖に利用されるので、血糖は体に害のない適切な量に調整されます。
糖尿病は血糖値をコントロールしてくれるインスリンがうまく機能しなくなる病気で、血液中のブドウ糖の量が増えてしまい、様々な病気を引き起こしてしまいます。喫煙にはインスリンの機能を低下させる性質があるため、糖尿病で働きの弱くなったインスリンの機能がさらに落ちてしまいます。

 

血糖値が上がると血液の粘度が高くなるので、流れが悪くなりやがて血栓ができることもあります。タバコを吸っている時に手の甲をみると、いつもより血管が細くなっているのが分かります。これは、体に入ったニコチンの影響で血管が収縮するため起こる事で、手の甲だけでなく、体中の血管が収縮している状態です。ニコチンには傷口を修復する働きのある血小板を結合しやすくする作用があり、血液内にニコチンが加わると、別々に存在していた血小板がくっついて、大きな塊になってしまいます。

 

そしてタバコの煙の影響で体内が酸欠になってしまうと、この異変に対応しようと酸素を運ぶ役割を持つ赤血球の数を増やしてしまうので、血液がドロドロになっていきます。血管が細くなって血小板の塊ができ、赤血球が増えて血流が悪くなると、それが引き金になり、心筋梗塞などが起こります。

 

糖尿病になると血管のダメージは深刻な問題ですが、喫煙習慣は善玉コレステロールを減少させて悪玉コレステロールの増加を促す作用があります。

 

タバコには200種類以上の有害物質が含まれています。タバコが止められない原因になっている中毒性のあるニコチン、部屋の壁を黄色くしてしまうタールは、肺を黒くしたり正常な細胞を腫瘍にしてしまう発がん性物質を持っています。煙には酸素を欠乏させる一酸化炭素、目や喉に刺激を与え濃度が高いと呼吸困難を引き起こすこともあるホルムアルデヒド、強い毒性があり腎不全のリスクが生じるカドミウムなど、これ以外にもたくさんの有害成分が含まれています。

 

糖尿病の治療や予防には、食事療法や運動が基本になりますが、まずは禁煙をしてリスクを軽減させましょう。中毒性があるため、禁煙の意志だけでは難しい問題もあります。ガムやパッチの利用、禁煙外来を受診するなどのサポートで禁煙に成功しやすくなります。